真梨奈:「はぁ〜!奈緒と高木先生が揃うと、頼りになんね!なかなか良いコンビじゃない?」
あははっと笑う真梨奈に思わず顔を赤くしてしまう。
そう言われて不思議と嬉しい気持ちと、恥ずかしい気持ちがグルグル。
つい、シチューに目を落とす。
高木先生:「たく、お前は急にそんなこと言うなよ。」
真梨奈:「あ!照れてる!先生!(笑)」
高木先生:「な!お前は!!…ほら、さっさと飯食って勉強しろ!」
真梨奈:「話し反らすの上手いよね〜先生は…。」
ねぇっと私の方を向く真梨奈に慌て出す私を見た真梨奈はニヤつく。
真梨奈:「奈緒まで、赤くなっちゃって!」
「もう、真梨奈!」
どぎまぎしながら私は答える。
高木先生:「ごちそうさま!」
と言ってガタンと席を立ち、食器を流し台に持って行く高木先生。
相変わらず食べるの早いよ先生。
真梨奈は、ほとんど毎日のように先生のマンションを訪れる。
私がおいでって言ったから。
何が何でも、合格してもらわなきゃ!
高木先生が仕事に行ってる昼間は私が一緒に問題を考える。