ただ、先生の腕の中が暖かくって、
って!本当に変態だ!私…!!
カアッと熱くなり、一人シチューをグルグルと掻き混ぜる。
…
高木先生:「ん?具が崩れてんぞ?」
パクッとシチューを食べながら高木先生がそんなことを言いドキッとする。
真梨奈:「あ、本当!奈緒、掻き混ぜ過ぎだよ!」
その隣で真梨奈が笑いながら一緒に食べる。
「あ、あはは…。」
そんな2人に何とも答えられずにただ笑うしかなかった。
高木先生:「でも、うまい!」
にっと笑う高木先生とその言葉にポッと染まってしまう頬を隠して、にんじんをスプーンで救って食べる。
高木先生:「…あ、今野…さっきの問題だけど、本番はマークシートじゃないから、途中の計算式も細かく書いておく癖付けた方がいいぞ!」
真梨奈:「え、うそ!」
「真梨奈は、途中の計算を頭でしちゃうから計算ミスしちゃうんだよね。」
高木先生:「そうそう!計算ミスはもったいないぞ!」
真梨奈:「そ、そっか…。ちゃんと書いていこっと。もっとダメな所とかある?」
「とりあえず、ひとつずつ直そ!」