真梨奈:「ごめんね〜高木先生。2人っきりの邪魔しちゃって。」
先生のマンションのリビングで、ノートを開けながら真梨奈が先生を横目でニヤつきながら見る。
高木先生:「な!!お前は…相変わらずだな!全く…。」
ソファーに座る高木先生は慌てながら答える。
私はキッチンに立ち、夕飯の準備をしながら、真梨奈と先生のやり取りを笑いながら聞く。
今日は、12月26日。
大イベントのX’masも花、南、私と高木先生で、真梨奈の勉強に付き合いながら、ケーキを食べた。
そんな昨日のことをフッと思い出しながら、そんなX’masもありかな、なんて思った。
明日は…―高木先生の誕生日。
実は前に、真梨奈に聞いたら、12月27日だって。
真梨奈の情報網は、計り知れない。
…それよりもプレゼントあげられるかが問題。
チラリと高木先生を見ると、パチッと目が合い慌てて反らして作りかけのシチューを掻き混ぜる。
高木先生見ると、前よりもドキドキしちゃう…―。
私…本当に変だよ。
触れたい、なんて…変態よ。