高木先生:「今野、大学のこと心配してんのか?…この前、模試見て落ち込んでただろう?」



真梨奈:「……、行きたい所ほとんどE判定だったし…。結構、頑張ったつもりだったんだ模試…。自分なりに解けた方だったんだ。けど…Eって文字見たら、大学行けるかもって期待が、消えた。」



南:「…。」 花:「…。」


高木先生:「模試の結果なんて気にするな。」


真梨奈:「だって、模試解けないと、入試なんて…。」


高木先生:「関係ないだろう。そこの大学の試験でもあるまいし。解けなかったのは全国模試の問題。皆判定は低いさ。後…、やるべきことは模試の問題とかじゃなく、大学の過去問や試験の出そうな問題…。」


真梨奈:「…でも…。」


南:「でもじゃない!私らさ、真梨奈の行きたい大学のこと結構調べてみたんだ!」


真梨奈:「え?」


「そうそう!それに、冬休みは私ん家おいでよ!あ、高木先生の家だけど、先生もいるし、私も一緒に問題考えるし。」


真梨奈:「奈緒…。」


花:「花も、図書館でいっぱい過去問探してきたの!」


真梨奈:「花も…?皆…。」