職員室前に、4人黙ったまま高木先生が出て来るのを待った。
ガラッ
職員室から高木先生が出て来て、隣の会議室へと案内される。
広い大きな机に、いくつもの椅子が並べられた会議室。
私達生徒は、あまり用のない部屋だから、何だか変な感じがする。
高木先生:「とりあえず…何処でもいいから座って。」
窓際の椅子に座る高木先生が、ドアの前にいる私達に呼び掛ける。
私は、手前に…皆もそれぞれてきとう座る。
高木先生:「で、どうしたんだ?」
と高木先生は机の上に両手を組んで、私達に問い掛ける。
南:「…。」 花:「…。」
真梨奈:「…。」
「…、…。」
何か言おうにもなかなか、切り出せずにいると、南が口を開いた。
南:「真梨奈…ゴメン。何か、ちょっとカッとなっちゃった。」
真梨奈:「いや…私も…。」
花:「…真梨奈…花達ね…真梨奈に頑張ってほしいの。」
「…そう!頑張れないなんて言わないで、私達にも頑張らせてほしい。」
南:「…真梨奈に頑張ってもらいたくて私ら、色々考えてたんだ。」
真梨奈:「…。」