全く…、意地っ張りなんだか素直なんだか…、
熱々のカレーを口に運び美味しそうに食べる吉崎。
吉崎:「…ん゙ッ!???」
お、?
「気付いたか?」
ししし、と笑う俺を睨む吉崎。
この前、友達の親からもらった、なすびをこっそりカレーに入れておいたんだ。
思った通りの反応!(笑)
「やっぱりなすびは、苦手野菜かぁ〜!(笑)と、いう事は…、きゅうりとニンジンも苦手か?笑」
吉崎:「先生、最低です!…きゅうりとニンジンは好きです!」
と怒った顔でなすびを俺の皿に入れる。
「…、何できゅうりとニンジンが出てきたんだ?」
吉崎:「…、友達の…嫌いな食べ物です…。」
「ははははは、(笑)なるほど!」
と、なすびたっぷりのカレーをバクッと食べる。
やっぱり吉崎は、面白い奴だ。
俺が、代理保護者になれるかどうかも、…問題だな。