南:「あ…しまった。ゴメン俊平、口が滑っちゃった。」
スマンっと片手を前に出して謝る南に、机に肘を置き手の甲に顎を乗せた林田君が答える。
林田君:「…別に、隠してねぇし。」
「はい〜!?いつのまに!?」
真梨奈:「そういうの言ってよもぉ〜!」
本当ビックリした!
まさか、喧嘩ばっかの南と林田君が付き合っちゃうなんて。
ガラッ
花:「おっはよぉ〜!」
亮君:「おはよー。」
教室のドアを勢いよく開けて入ってくる花と亮君。
真梨奈:「まさか、あんた達もデキてんじゃないでしょーね?!」
花:「へ?デキてるって?」
亮君:「え!?いや、まだだよ!俺はずっと告り続けてるんだけど。」
真梨奈:「…何で花、亮の気持ちに答えないの?」
花:「え!?え?え〜っと…うーんと…花も…好きだよ?」
亮君:「ええ!?うそ!?」
真梨奈:「何なの?この人達は!」
「あはは!」
南:「え〜?花、自分の気持ち言わなきゃ、鈍感な亮はそりやぁ気付かないよ〜!」
花:「あれ〜?」
亮君:「ちょ、え?もしかして花ちゃん、俺と付き合ってくれんの?」
花:「そのつもりだったんだけどぉ?」