「一次試験突破でほぼ合格だから、まだ合格した訳じゃないけどね!」 そう付け加えて、電話を切った。 今日は、学校からマンションまで歩いて帰った。 気付けば、マンションの前。 学校近くの駅から、一駅分だから別に歩いて帰れる距離なんだよね。 時間はかかるけど。 さってと、今日は何作ろうかなぁ。 高木先生の笑う顔を浮かべながら、一人ニヤつく。 まさに、傍からみれば、怪しい人物ね。