先生:「多分、あってる!」



私の、これは間違いだっていう考えを察したのか、そう言う高木先生。



何も答えられない私に、


先生:「とりあえず、中に入ろう?」

優しく言う先生。

私が、逃げるって分かってたのか、分かってないのか、そんな風に言われたら、認めて入るしかないじゃない。




「…だから、苦手なのに…。」



ボソッと呟いて、渋々先生の部屋に入る。


先生:「え?今何か言った?」



振り返る先生に慌て、両手を前に出して振った。


「い、いえ!何も言ってませんっっ!!!」



先生:「そうか、とりあえず、適当な所に座ってくれ!」




「…はい。」



お願いします!夢なら覚めてください!!!


こんな事言ったら、真梨奈達、爆笑するんだろうな…。



私は、いつでも真剣なのに、