俊平:「…別に、今じゃなくてもいい。お前…いや…、南といると落ち着くし、おもしれぇし、その…一緒にいるだけでもいいかなって、ちょっと思った。」




言葉は悪いけど、何となく伝わってくる俊平の気持ち。




「私も!今、ちょー寂しいんだよね!だから、一緒にいてよっ!」




これが私の正直な気持ち。



一緒にいたいって、もっと可愛く言いたいけど、私には恥ずかしくて言えない。



これが私なんだもん。



そんな風に言う私に、めったに見せない俊平の笑顔が私の目に映る。




俊平の笑顔は…、私の心を見透かしているように見えるよ。



こんなドキドキしてる心なんて、見られたくないんだよね私。



乙女になってる私自身がなんだか恥ずかしくて、バシャッと俊平に海の水をかける。




俊平:「あ?!何すんだよ!!」


バシャッっと返ってくる冷たくて、しょっぱい海の水。







ただ、俊平のこと知りたくて。
次はどんな顔すんのかなーって思って。








俊平は唯一の私の寂しさを埋めてくれる人なんだからね!



大切にするよ。