長嶋南 Side




亮:「よ!何してんの?」


にっと微笑んだ亮が私達の元へやって来た。



「何さ〜亮!今、思い出の写真作ってんのに!」


真梨奈:「亮も映る?」


亮:「や!俺はちょっと花ちゃんに用があって!あ…いや、別に用って言うほどの用でもないんだけど…。」



あんたって、何でそんなわかりやすいんですかッ!?



亮のその言葉に思わず心でつっこんでしまう私の隣で花が答える。


花:「うん、いいよ。」


「…亮、俊平は?」


花と亮が背を向けて歩きかけた時、不意に聞く。



亮:「あーっと、あそこの岩の上で寝てる!」


「ふーん。ちょっと話してこよっと!」



亮と花が2人で浜辺を歩いて行く中、真梨奈と菜緒に「俊平の所行ってくる」と伝えて、一人俊平の元へ歩く。




ほんのちょっとだけ、亮と花を見ると寂しくなっちゃうんだ。


いつも一人でいる俊平の所行くと何か、落ち着く自分がどこかにいて…。




何か、俊平と高木先生って雰囲気が似てるというか。



そばにいて、落ち着く存在なんだよね。




高木先生は菜緒のダーリンだけどね!