お母さんの時は、私とお父さんがバタバタ慌てちゃって、結局お姉ちゃんが救急車呼んでくれたんだっけ。



正直、怖かった。




スーッと寝息を立てる高木先生にまたホッとする。



本当に疲れてたんだ。
全く気付けなかった。



少し、遅くなった体温計がピピピッと鳴る。



ソッと先生の腕を動かして体温計を見る。


38.6!?



先生のおデコのタオルをとって、氷水で冷やして絞ってまた乗せる。



風邪薬だけど、飲ませたのに…

それから結構時間経ってたのにまだ38度もあるなんて。


倒れた時いったい何度だったんだろう?



てか、病院連れていった方がいいのかな?


でも、車もないし…。


病院に電話した方がいいのかな…?


それじゃ、救急車呼んだ方が早いのかな?



苦しさが大分なくなったのか気持ち良さそうに寝てる高木先生。


でももう大丈夫そうだし…。このまま熱下がってくれるかな?





何だか不安で不安で仕方がない。


自分がこんなにも頼りないなんて情けないや…。