バタンと家のドアを勢いよく閉めた。
お母さん:「お帰り〜。今日はね〜!」
ドンドンドンとお母さんを無視して二階へ駆け上がる。
部屋に入ると、涙がポロポロとこぼれ出す。
私、マヂ変なやつ。何してんだろ。
自分で何て言ってたかさえ分からなくなってきた。
花が、花が好きなの?
亮、私、亮が好きだよ!
でも、花も大切なんだ。
花も真梨奈も奈緒も大事な、
親友なのに。
明日からどんな顔して花に会えばいいの?
ぐちゃぐちゃで整理のつかない私の頭の中。
憎んでやろうと思ってた。亮が好きなその人を、でも‥花じゃ憎めない。
超えてやるんだって思ってた。でも…花には敵わない。
純粋で、可愛くて、優しくて…‥。私の持ってない所を沢山持ってる。真梨奈も奈緒も。
こんなにわがままな私を、受け止めてくれる人に、ムカついちゃう自分が嫌。
花は亮のこと、どう思ってるのかな。
嫉妬しちゃうじゃん。
こんな気持ち捨てたい…。
当たりようのない
苛立ちや
悲しみ
苦しみは
どーやって消せばいい?