南:「何かいいな。奈緒と高木先生。」
突然ボソッと言う南に驚く。
「はい?何が!?」
真梨奈:「何か更に仲良くなっちゃってさ。」
花:「LOVE、だね。」
「だからLOVEじゃないってば!」
南:「…LOVEに変わらないかな。」
またボソッと言う南に真梨奈が聞く。
真梨奈:「亮のこと?」
花:「今LOVEじゃないの?」
南:「片方だけの好きじゃ、LOVEは成立しないよ。」
「…片方だけ、か。」
南:「ずっと片想い。亮は振り向いてくれないし。でも、友達でいるのもいいかもね。」
真梨奈:「南…。」
本当に好きなんだな亮君のこと。亮君も南のこと好きだったらいいのにな。
でも、小学校の頃からずっと一緒ならもしかしたら亮君も南のこと好きになるかも。
南:「私がこんなことで病むとか私らしくないよね!(笑)」
花:「南ん、無理しないでね!」
真梨奈:「伝えることも、知ることも大切だよ。今じゃなくても、いつでもいいからさ。」
南:「そう、だよね。…関係が壊れることばっかにビビってさ、前に進めないままってのもダメだよね。」
南の恋が、うまくいくといいな。本当に恋って難しい。