亮:「…。それ、俺が買う。南らのぶんも。」
あまりに驚き、少し頬を染めて言う亮から目が離せなかった。
「…どうしたの?亮が私に金出すとか、今日雨降るかも。」
亮:「うるせーな!こういう時は誰でもあんだよ。貸せ!」
そう言って私の手からお菓子をバッと取ると、レジへ持っていった。
こういう時ってどういう時?
「ふうん…?まぁいっか。奢りだし、ラッキー♪」
軽く流して疑問は喜びに変わった。
電車の中で、亮と一緒にそのお菓子をひとつ開けて、一緒に食べた。
何て言うか、ずっと変わらず好きなんだ。こうやって亮と一緒に過ごせる時間が嬉しくて堪らない。
どうか、このままで、ずっとこのままでいたい。
このまま…電車が止まらなければいい。
願わくば…亮の彼女になりたい。
って私バカっぽ。私がこんなの思ってたら奈緒たち引くね。