俺の横で黙ったまま俯いている美沙先輩。




俺を…、笑って見てやがる満月。




無駄に血を騒がせやがってっ………




ちくしょうっ…




「帰ろうぜっ」


「…ご飯は?」


「送る…。嫌いな奴とは行きたくないだろ」







美沙先輩は、何も答えなかった。