俺が光? ――闇が 君を襲ってくる。 ――君は たった一つの…… エィナの言葉は途切れ、エィナの体が透けていった。 おいっ! たった一つのってなんだよ!? ――大丈夫 心配ないよ エィナはもう消えかけていた。 待ってくれよ! たった一つのってなんだよ!? するとエィナは、にっこり笑って口パクで話した。 ――また 会えるから。 エィナは小さな光の粉となり、俺の目の前から消えた。