「な、なんだよそれぇ~……」
ふざけて笑いかける大輝の肩を組む零。
その仲の良さがどれだけ二人の絆が深いか物語っている。
零のポケットには、あの鏡があった。
キラリと光り、綺麗な鏡の反射を見逃さなかった者がいた。
遠くのマンションの屋上から、零達を見つめている男が一人 。
男はあぐらをかき、ふざけている零達を睨みつけた。
青く尖った、足まである髪が風でなびいた。
「やっと。やっとみつけた……レィファー」
男は立ち上がり青い空を見上げた
「レィファー……」
男がそう呟くと足元から青い炎が燃え上がり炎とともに消えた
男の後ろ姿はどこか悲しげだった――