約束の時間ピッタリに行くと、もう林瑚ちゃんたちは来ていた。

「ゴメン、ゴメン、

あ、林瑚ちゃん可愛いね。
浴衣、かなり似合ってる、可愛いよ(笑)」

「エヘヘ…(笑)」

林瑚ちゃんの目線に合わせてしゃがんでいたのを今度は、
謙司に合わせるように立った。

「悪いな…時間間違えちまったみたいで…。」

そういうと、呆れた顔していいや、と言った。

「林瑚がさ…
出してもらったら
30分も前なのに浴衣に着替えて行こう、行こうって大騒ぎして…。」

「え……じゃあ30分も前から待ってたのか?」

「まぁな……。」