「さすがに、ちんちくりんは無くない!?」
この部屋にきて、一番声を上げてしまった。
「お、おとなしい子かと思ったら、喋るんだ…」
「あぁ?」
薄ピンク頭はなんか驚いてるし、強面男は威嚇してくる。
いや、怖くねーよ。
「ねぇ、廊下まで騒がしいんだけど、何があった…の?」
次にこの部屋に入ってきたのは、痛々しい金髪にクルクルパーマなミニスカの女の子。
「誰、その子」
彼女もまた、わたしを見るなり、怪しい目を向けてくる。
一体わたしはなんでここに呼ばれてきたんだよ。
「と、とりあえず座ろうか!」
そう言って薄ピンク頭はさっきまで彼が座っていたソファーにわたしを座らせ、自分はパイプ椅子に座り、強面男とギャルの子は二人がけソファーに座った。