スッキリとした気持ちはないけれど、このままではいられないのはわかってる。
「朔羅…」
昼休み後に登校してきた朔羅に会いたくて、授業をサボって生徒会室にいた。
ベッドで寝ている朔羅。
寝顔をちゃんと見たことはなかったけれど、綺麗な顔だな。
「そんなに見られると、照れるだけど」
「わっ…起きてたの!?」
「コウキちゃんが入ってきた時からね」
「なら、早く起きてよ…」
朔羅は起き上がると壁の間を背もたれ代わりにして、ベッドの上に座る。
「コウキちゃんもおいで」
そう言われてベッドに上がると、わたしの脚の間に座らせる。
後ろから抱きしめられて座るから、背中に朔羅の体温を感じる。
「ね、していい?」