やっぱり、本城も動きだしている。
「あ、俺も久しぶりにお袋にあったら、お風呂の店にお前の兄貴、入り浸ってるらしいぞ」
「は?アズの母ちゃんって、確か…」
「toxicだったけか。まあ詳しくはしらねぇけど」
その後も話し続ける3人。
わたしは出てきたワードにフリーズする。
toxic
お店
兄貴
わたしの間違いじゃなければ、toxicのママはアズの母親で、兄貴は宝さんのこと。
「えぇ!?宝さんtoxic行ってるの!?」
まさかそのワードに反応したのはトダトワ。
隣りにいたわたしもびっくりだ。
「らしいぞ」
「まあ、宝さん大人だし、仕方ないかぁ〜」
たしかに大人でお金持っている宝さんなら、toxicのような高級クラブに行くのも頷ける。