「誰から聞いたのよ…」


「んー誰だろね♪」


俺は先輩の腰にくっついて離れなかった。


「…宮下レンって人覚えてる?」


「!?」


先輩の忘れられない後輩は宮下レン…


「…レンってだいぶ前に亡くなりましたよね…」


「…うん。まぁいまはあたらしい好きな人いるし♪」


佐奈先輩は俺の方を振り返った。


「…離しなさい♪」


佐奈先輩にそう言われ俺は慌てて離した。











――――不覚にも佐奈先輩に思われてるレンがうらやましいと思った。