「そういう魂胆がみえみえだから、はしたないと言ったのよ。そんなことあるわけないでしょ」


「試すくらいはしても良いんじゃないかな、どうか、わからないけど」


 リッキーの言葉に女の子達が沸いた。


「だけど普段は全く気付かなかったけれど、お化粧する前から肌まで白いってどうなの?それも直伝の?」


 リッキーは少しだけ気が引けるように短く言った。


「ああ、ハーヴティーを飲まされたよ。日に何度も」


「っくう! そばかすも皆無! 悔しい……」


「みんなの方がきれいだよ。今日はボクなんかのために手伝いなんかさせちゃってごめんね。いつかみんなでお茶会でもしようよ」