「おまえがいると、俺は誇りを持てない。自信が何だ、努力がなんだ。生まれつき隔てられてるなんて、同じ双子なのに……」
「私は私だよ。おまえはおまえ。最初からおまえは知っていた。全てを私のせいにすることで、おまえはここまで大きくなった」
「嫉妬に溢れ、才能に恵まれず、残ったのは羨望だけ。こんな俺が……こんな俺のどこが良いんだよ。良いって言えるのかよ!」
「嫉妬なんてな、一つの運命の起爆剤だ。大きくなれ。この私を越えろ。なんのために欠片を渡したと思っている」
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