そんなに赤くなられるとこっちまで恥ずかしくなる。


「ひろ・・・メッチャ照れてる。」


うっ痛いとこをついてくる。


「別に照れてねぇよ。ちょっと熱いんだよ。」


「私たちがでしょ?」


こいつ・・・。


「はぁ~。お前には勝てないな。」


「へへん♪」


なんか嬉しそうだし。こんな会話をしているうちに目的地についた。


ここは・・・海。なぜかすごく懐かしい。俺は昔ココで何かをした。


「・・・。」


「ココはね、私とひろの始まりの場所なんだ。覚えててくれたらうれしいな。」


・・・。唯の目にはうっすらと涙が浮かんでいた。


「きれいな海だな。」


俺はそういって唯を抱きしめた。


「・・・。いい雰囲気のところ申し訳ない。今日は俺らもいるからな?」


・・・そうだった。今日は迅たちもいっしょだ。