迅が少ししょんぼりしている。


「わりぃ。思い出せない。」


思い出そうとしてもぼんやりとしか浮かばない。確かに懐かしい顔なんだけど・・・。


「しょうがねぇよ!じゃぁ自己紹介しようかな♪」


「おう!頼む」


「俺は篠崎 迅(しのざき じん)バリバリの高校2年!趣味はいろいろ!彼女はあそこにいる椎名 楓(しいな かえで)付き合って1年!!!親公認のナイスカップル!!!ひろとの関係は友達以上恋人未満♪OK?」


「よくわかった。まぁ俺の親友なんだよな?」


「おう!!!」


「そっか!それじゃ改めてヨロシクな!!!」


こいつがこの先俺の大大大親友になる男。それを知るのはその時になってから。