「海と何かあったの?」 すると、皐月は大きく体を震わせた。 そして、どんどん顔が赤くなってくる皐月。 「え…っと…」 「もしかして、キスでもされちゃった??」 オレは冗談で言ったつもりなので笑ってみる。 が、皐月はオレの顔を見て頷いたのだ。 「え、本当に??」 「あたし、棗には嘘つかないし…」