本気で笑う時はいつも無邪気で子供みたいだったよね。 まるで、海のように。 って、あたし何でここで海が出てくるの?! いつも一緒にいたから?? まぁ、いい。 「いいですよ。」 そして、あたしとハルは職員室から出て、学校の屋上へと向かった。 心地よい風が吹き、そしてそこからは大きくて綺麗な海が見える。 「…皐月。」 あたしは不意にハルに名前を呼ばれた。 だけど、なぜだか今は嬉しくは感じ取れなかった。