「・・・葵、良いバイトってないかな??」


すると、皐月ちゃんはバイトのことに関して聞いてきたのだ。


いきなりどうしたんだろう??


「どうしたの・・・??」


「いつまでも佐々木家にお世話になっていることだし、バイトをして少しぐらいはお金を使ってほしいの。あたしが増えたことで普段よりお金には気を使っていると思うし・・・」


皐月ちゃんはそこまで考えていたんだ。


凄く良い子だな・・・


だけど、良いバイトなんかあったかな??


「バイト、町で探してみようか。」


あたしも、正直バイトとかしてお小遣いを貯めたい時期。

そして、いつかは東京に出たい・・・


なんて、夢のようなことを考えている。