「あたしは、大丈夫だから。怒らないで!!」
唇を離してから皐月はオレに涙目になりながら怒鳴ってくる。
皐月・・・??
「海らしくないよ・・・海、怒ると怖いの。」
すると、少しずつ皐月の声が小さくなって少しずつ震えた声になっていっている。
オレが怖い・・・??
オレらしくない・・・??
「海、この島にいる限り笑顔が義務なんでしょ!!」
オレはその言葉に目を覚ました。
怒りで爆発しそうだった頭も少しずつ熱が下がっていく。
オレが、皐月に教えたことだ。
なのに、オレは今守れていなかった・・・
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…