「・・・ハル、北条を退学にさせてください。」
オレは声を震わせて言った。
許せない、北条を・・・
本当は大袈裟かもしれねぇが、警察に行って欲しいぐらいだ。
オレの大事な人が行方不明にさせられて・・・
「オレはアイツを許せない!!・・・本当はオレも皐月と同じようにアイツを一生どこかに閉じ込めたい!!」
「海。」
「・・・ホントは警察とか行って欲しい!!」
「海!」
オレは少しずつ声が大きくなっていく。
もう、怒りが収まらない。
「ボコボコに殴りたい・・・?!」
オレは口を塞がれた。
皐月に・・・
皐月にキスをされている。