<修一>


今日も君は俺の隣で無邪気に笑って言うんだ


「修ちゃん大好き」
って…


本当はいつもそのフレーズに安心する俺が居る


ああまだ俺は君の傍にいれるって


「大好きな修ちゃん」のままで


いい歳して実家に住んでたのは君の傍に居たかったから


でも俺は一年前実家を出て独り暮らしを始めた


君に"女"を感じてしまったから


何時までも子供だと思っていたのに…


無邪気に笑って抱き付く君を壊してしまいそうな自分が怖かったんだ


俺を嫌いになるんじゃないかと不安だったんだ


大人って嫌だな…


若い頃の様に突っ走れない


君が大切なんだ


全てが愛おしいよ