<春香>


大人のキスしちゃった…顔が火照る


ゴンドラを降りるのが恥ずかしかった


初めての大人のキスで酔いしれてふらついしまった


修ちゃんはサッとあたしの腕をとり腰に手を回して歩き出す


「そんなに良かったか?また来ような」


耳元で囁かれゾクリとした


「んっ…もうっ…でも嬉しい」


観覧車が一周する間にあたし達の関係が変わった


やっぱり勇気出して良かった…


キスする前に修ちゃんは言った


「本当に俺でいいのか?後悔しないか?今ならまだ止めたっていいんだぞ」


「いいに決まってるよ!!やっとあたしの思いが通じたのに止めたなんて言う訳ないでしょ!…彼女にしてくれるの?修ちゃんこそどうなの?後悔しない?」


あたしの意思は固いんだから!