「どうしたの?!
 なにか用事でも?!」

いつもどうりに
振る舞ってるつもりだが
かなり大きな声で
話してるのが自分でもわかる

恥ずかしいよー

「用事ってこともないんだけど
 今日ハナちゃんの顔
 みてないなーって思って!」

「は、はぁ?!」

急に変な事言わないでよ

またドキドキしちゃうじゃん

「それにさっきも
 なんか唸ってたし、
 調子でも悪い?」

コウくんはそういって
私の顔を覗きこんだ

これじゃあ朝と同じ展開じゃん!!

『唸ってた原因はコウくんです』なんて
言えるわけがないし

もう、こんな時に
リョウはどこ行っちゃったの?!

「こらーコウ!!
 さぼってんじゃねーぞ!!」

そこにツバサくんが入ってきた

よかった!!
ツバサくんありがとう!!