「ハナ、これがさっき言ってた
 腐れ縁の岩崎コウ。」

「は、初めまして・・・。」

小さな声で軽く会釈すると
さっきまで真顔だった顔が
笑顔になった

「初めまして!
 じゃあ君が高橋ハナちゃん?」

「そ、そうですけど・・・」

「さっきから男の間で
 話が持ち上がってたから
 どの子かなーって気になってたんだ。」

男の子たちの間で私の話?
そんなに私変なのかな?!

なんか急に心配になってきて
私はトイレに駆け込んだ

「ごめん!
 ちょっとトイレ!!」

「う、うん・・。」

リョウの横を猛スピードで走り抜け
鏡の前に立ち
もう一度髪型などを
チェックした

「変じゃないかな?」

自分に自問自答して
再度確認してリョウの所に戻った