「んー・・・
 まだ少し熱いな・・・。」

おでこに手を当てたのは
熱を測るため

なんかビクッとした自分が
恥ずかしい・・・

「メシ食ったのか?」

「うん。
 でも消化しちゃったから
 おなかすいた。」

お粥しか食べてない
私のお腹が小さく鳴った

「よっしゃ!
 俺がなんか作ってやる!!」

「え!?
 ツバサくん料理出来るの?」

「俺さ・・・
 今親父と二人暮らしなんだよ。
 だから家事は
 ほとんど出来るんだぜ!!」

「え・・・。」

まさかの発言に
私は言葉を失った

ツバサくんには穏やかで
綺麗なお母さんがいて
よく怪我したときとか
慰めてくれて
本当に優しい人だった

これは・・・
聞かない方がいいんだろうね