―――――――夜

私はリョウのベットの隣に
布団を敷いて
電気を消して
枕元の明かりを付けた


「フゥー。
 さて、何から話そうか・・・」

「・・・さっき言ってた、
 『ハナは初めて
 友達と呼べる存在』ってやつ
 すっごい気になってたの。」

「いきなりそこからって!」

「だっておかしいもん。
 こんなに性格のいいリョウに
 友達がいないわけないもん!!」

そう!

食べてるときも
ずっと引っかかってたこと

優しくて面白くて
誰にでも好かれるリョウに
友達が居なかったなんて
ありえない

「性格のいいリョウか・・・」

「・・・?」

「あたしが中学の時
 なんて呼ばれてたか
 教えてあげよーか?」

「・・・うん。」

「悪魔の女」