「それは。。。
もうちょっと
待ってくれないか。」


「雅紀くん。
いいの??今がチャンス
なんだよ」

「ごめん。
心の準備が……」

(何いってんだろ…)

すると先生が
入ってきた。

「ほら。
授業すんぞー」


「あっはーい。
ごめんね雅紀くん。
また後で。
ほらあや」

「あ、うん。」


結局私は
雅紀の言いたいことが
わからなかった。


「ねぇ、あやー。」
「ん??」
「なんであやは
そんな鈍感なの??」

不意にそんなことを
聞かれびっくりした。


「はぃ??」

「だからなんで
そんな鈍感なんだって
聞いてんのっ!!」


いきなりはるが
大声をだしたので
教室にいる人が
みんな私達の方を
見てきた。

「ちょっ
はる。
しー!!」


「あーごめん。
けどねあや。
時にはちゃんと
雅紀くんの事
一人の男として
見なきゃだめだよ。」


(何いってんだろ……)

「うん。
わかった。。。」


*昼休み*

はるとお弁当を
食べ終え
二人で語っていると
雅紀が教室に入ってきた。



「あや。ちょっといいか??」

「えっあっうん。
何?
ここぢゃ言えないの??」

「いや…うん。」

「わかった。
ちょっとはるごめんね、
行ってくる」

「うーん。がんばー」


(頑張??
何を頑張るんだ??)


そんなことを
考えながら歩いてると
雅紀が急に止まった


「ここでいっか。」
「で、話って何??」




「急にでびっくりすると
思うけど…………」


「うん。」




「俺………」

「引っ越すことになった。」



「は??なんで??
急すぎるよ!!」


「行くのはもう
あさってだから。
だから。最後にあやに
言っておきたいことが
あるんだ。」





「うん。何??」




「俺……」













「あやの事が好きだ。」