なっちゃんが機転をきかせて、持っていたティーレックスの人形を持ち上げた。すごい決心だった。
「こっ、これ、あげるから!」
黒目がちの、そこだけ見れば最高にキュートな、丸太の腕の持ち主が手の中の人形を見つめていたが、その人形がどういったはずみでかジーコジーコといいながらうごめいてるのを見ると持ち去った。
かっちゃんは、
「自分の子だと思ったのかなあ」
「ねえ、ついていってみようよ。それになんだか有名な何かににているようなきがする……」
なっちゃんは言う。ゴジラか。まあ、わからんでもない。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…