『バッキューン!』



 のりおは天井を撃つ真似をした。



『うるさいね、なんなんだ』



『ラブハートが撃ち貫かれた音』



『いいかげんにしてくれ』



 ボクは笑いがこみ上げてくるのを抑えきれず言った。



『おねがいだから、おとなしく寝てて、ね?』



『おまえは俺のツボなんだよ』



『ぶほっ』 



『もうちょっと、先になってから言おうと思ってたけど、俺とコンビ組まない?』