「僕そういうだじゃれみたいなジンクス、実は信じられなくて……でも、勝義君と縁ができたのなら、あやかってもいいですか?」
と、とっても謙虚に受け取っていた。
受け取ったお守りをハンカチに包んで胸ポケットに入れた。
親戚中が彼の一挙手一投足に注目してる。
(宴は気の済んだ者からスッスッと消えてゆき、あとにはのりおと僕と父さんだけになった。あ、えいちゃんもいた)
「あのとき、ゴジラにシンパシー送っていたら丸く収まってたのに」
と膝をつめるボク達。相手はなっちゃん。
「ほんとだよね。えいちゃん、言われたこと最低限のことしかしないもの。突然のことには反応しないんだ、コノヒト」