彼の私の名前を呼ぶ声がなかなか離れない。
なぜだか胸が高鳴る。
「ましろーっ!」
今度は高く品のある声が私の名前を呼んだ。
「よかったぁ、奈々いなくて不安だったよーっ」
私は思わず彼女に抱き着いた。
彼女の名前は『蕪木奈々』。
小学校からの付き合いだ。
所謂幼なじみってやつ。
奈々はとても可愛くて、いい子だと思う。
「よしよし。じゃあ行きますかっ!!」
奈々は1回私の頭を撫で、私は奈々から離れ2人で歩きだした。
彼が見ているとも知らずに…。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…