「元には言ってなかったね・・・その子は優って言う男の子で、もう3歳だよ・・・・すごい可愛いの。」


「・・じゃあ。なんで施設なんかに入れてるんだよッ!!!」



先生は怒鳴った・・・もちろん泣きながら・・・



「・・・」


「・・・お姉ちゃん?今まで辛かったかだよね?だから先生とやり直そうって、子供を施設に入れたんでしょ?」


「眞深・・・」


「私は・・・優って子が二人の愛の邪魔をするとは思えないよ?だから・・・結婚して?」


「でも眞深ッ!元の事がすきなんでしょッ!?」


「・・・私は大丈夫だよ?それより、早く結婚して子供を引き取りなよ。優君、お姉ちゃん待ってるよ?」



私は精一杯の笑顔でそう言った。

幸せに・・・お姉ちゃん。



「・・・そうだな。やっぱり、結婚したほうがいい・・・」



先生は号泣してたけど・・・すっきりした顔だった。



「・・・眞深、ありがとッ・・・!」



お姉ちゃんは泣きながら・・・幸せを掴んだ。

これで、いいんだよ。

頑張れ。お姉ちゃん、先生。






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