えっ?
えっ??
私、何か変なコト言った?!
なんだか赤い顔をしたまんまフイッと横を向いてしまったカレの行動に驚いて、またまたワタワタしていると
「ブフッ!!
今の顔、いただき~~っ!!」
潮見さんはニヤニヤ笑いながら、パシャっと一枚写真を撮る。
「ちょっ…!潮見さん!!」
慌てふためきながら、成宮くんが潮見さんに抗議の声をあげると
「人気ナンバーワンモデルも一皮剥けばただのオトコかぁ。」
クスクス笑いながら、潮見さんが成宮くんをからかう。
「やめてよ。
今のは反則でしょ。」
ブスッとしながら
ダダをこねるコドモのように
成宮くんが拗ねると
「悪いね。
いい編集者ってのは卑怯な技も特技の一つだから。」
そう言って
潮見さんはトントンと成宮くんの肩を叩く。