「信じてるなら答えは"YES"
信じてないなら答えは"NO"だ。」


「そんな!!
そんな理由、めちゃくちゃです!!」



「え~、そう??
俺は正論だと思うけど??」





コドモみたいな潮見さんに
私はタジタジ




まるでクモのように
狙った獲物をジワジワと
追い込んでいく潮見さんの
陰湿なやり口




それに負けずに



「イヤです!!
絶対にお断りします!!」



そう言い切ると



「ふーーーん。
自分のカレシの器の小ささを認めちゃうんだ~。
しかも全然信じてないんだ~。
かわいそ~。
結構ヒドイ女なんだね、沙良ちゃんって~。」



拗ねたコドモのように
ブーブーブーブーと
イヤミを言い始める、潮見さん。






な、なんでそうなるの!?






オトナなくせに
コドモな思考回路を持つ
潮見さんの言葉に呆れながら



「何でそうなるんですか!!」


反論すると



「だってそうでしょ?そういうことでしょ?
君はあの地味カレシを全然信じてなければ、スキでもないんだ。」


「は、はぁっ!?」


「かーわいそー。
君って結構悪い女だね。
ソレって本当に付き合ってるって言えるの?」




このコドモなオトナは
こんなヒドイ言葉を口にする。