「ひゃあっ!!!」
成宮くんの予期せぬ行動に驚いて、思わず飛び出たマヌケな声。だけどそんな声なんて気にも止めず
「マジで!?
どうしよう!!超~ウレシイ!!!!」
成宮くんは私を抱き上げたまま、クルクルクルクルと嬉しそうに屋上を回り続ける。
いわゆるお姫様抱っこの形で抱き上げられて、回されて、成宮くんの思うがままに遊ばれてると、成宮くんは急に足を止めて私の顔をじっと見上げた。
至近距離で見る彼の視線にドキドキして。
相変わらず真っ赤な顔をしながら彼の瞳を見つめていると。
「好きだよ。
俺、星野さんがスゴい好き……。」
熱っぽい瞳を向けて。
彼が私に愛の言葉を口にする。