ド天然!?
え?なにが?!
成宮くんの言っている意味がますますわからなくて頭の中がパニックになっていると、成宮くんは呆れたようにクスッと笑って
「星野さん。
俺…、キミが好きなんだよ。」
と耳元で囁く。
え!?
えぇっ?!
成宮くんの仰天発言にガバッと顔を上げると
「もちろん…。
友達としてじゃなく、女の子として…、ね。」
彼はいとおしそうな目をして微笑むと
私の体をもっと強く引き寄せる。
「だから…知りたいんだ。
星野さんの言ってる“好き”は俺と同じ意味の好きなの?それとも友達として??ちゃんと…教えて??」
たくましい成宮くんの体に抱きしめられながら、私はコクンコクンと首を縦にふることしかできなかった。
ちゃんと答えなきゃいけないことはわかってる。
だけど嬉しくて胸がいっぱいすぎて。
私は彼に何にも答えることができなかったんだ…。