「じゃあ俺と菜乃は教室戻るわ。」
「じゃあね、青空っ、えっと、ひ、日向くん」
「おー、ありがとなー。」
ガラ…、ピシャン………。
………………なんですかこの状況は。
「「………………」」
長い沈黙が続く。
ね、ねえっ、俊くんと菜乃は何を考えていらっしゃるの!!
こんな状態であたしが耐えれると…っ。
「具合悪いんだろ?」
と、日向がやっと口を開けた。
「え、あー…、うん…。」
ごめんなさい、具合なんか悪くないです…。
強いて言えば…、…緊張しすぎですよ症候群?←
「ん、熱でもあんのか?おでこかしてみ。」
と、言って日向の顔があたしの顔に近づいてきた。