「似ている・・。」


昔、
ヨーゼとお昼寝をした
事が1度だけあった。


その時私が先に
目覚めると、
ヨーゼはグッスリ寝ていて、
私の手を握っていた。


今日みたいに、
強く・・・・。


「貴方はあの時の、
ヨーゼなの?


本当だったら、
ごめんね?
貴方を愛する事が、
出来ないかも知れない。」


私は溢れ出す涙が、
何の意味か分からなかった。